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ワイカナエ河口の自然保護地区を違法走行する自動車

カピティコーストの自然保護地区は、60種類以上の野鳥の住処だ。それにはチャオビチドリ、シロビタイアジサシなど希少な鳥も含まれる。また、在来種の昆虫や魚なども暮らしている。

カピティコースト・カウンシルの規制により、河口に車両を乗り入れることは違法だが、運転禁止の看板やパトロールにもかかわらず、きまりを破る車が後を絶たない。この1週間の間も2台の車が目撃され、警察と自然保護局に通報されている。

コミュニティレンジャーのスティーブ・ビルビー氏は、「河口で車を運転したらどうなるか、そこに住む生き物を危険にさらしていることに考えが及ばない人には、自然とのつながりをもっと考えてほしい」と心無いドライバーの行いを嘆いている。

ワイカナエ河口を保護しているグループは、自動車の乗り入れを止めるためにカメラを常設している。

グループのロビン・ガンストン氏は「車が通るたびに、鳥たちは恐れて逃げ回り、ひかれてしまうかもしれません。チドリの卵がひかれているのを見たこともあります。たくさんの人の協力で、看板や鳥を守るフェンスが作られたのですが、愚かな者に壊されたことも」と語る。

ビルビー氏は、「ワイカナエ自然保護地区の河口を走る車を見かけたら、0800 DOC HOTに通報してください」と呼び掛けている。