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アジア人候補者のポスター傷つけられる

オークランドにて、中国系ニュージーランド人選挙候補者のポスターの顔の部分が切り取られたり、白いペンキで塗りつぶされたりする事件が起こった。

現在ハウィック地区のカウンセラーであるポール・ヤング氏は、今回の地方選挙にも立候補しているが、20枚以上の彼の選挙ポスターの顔が切り取られたり、白く塗られたりしている。

これはヤング氏の8回目の出馬となるが、ポスターが傷つけられたのは初めてではない。しかし、被害は年々より深刻になっているという。

「このような脅しは、志を持った東アジア系の若者から立候補する意欲をそいでしまうでしょう。私はこの国に33年住んでいます。アオテアロア、ニュージーランドは私たちの故国、私の故国です。こんなことが起きていいはずがありません」とヤング氏。

今回初めて立候補したヴィンソン・ユウ氏は、バックランドビーチの自身の選挙ポスターの顔がくりぬかれているのを見て衝撃を受けた。

ユウ氏の出馬するハウィック地区は、46パーセントの住民がアジア人だ。

ヤング氏は、人種的な偏見を無くす教育が最も大切であるが、同時にポスターに危害を与えてる場面を目撃した場合は、警察に報告するよう呼び掛けている。