ビザ審査で移民局が下した却下の決定に対する移民保護裁判所(IPT)への要請のうち、約40%が、申請者の訴えを支持していたことがわかった。
移民アドバイザーや移民弁護士の間では、移民局の審査スタッフの入れ換わりが多いことや、審査期間の遅れ、そして仕事量の多さ等が、結果として審査ミスに繋がっていると見ている。実際IPT要請をした人の話によると、IPTへの訴えを諦めて帰国した人々も多くいるという。IPTへの訴えのほとんどが、永住権申請で却下された人達だ。2017~18年において、43,000件の永住権申請に対し、6,000件が却下されている。
移民局の副ジェネラルマネージャーよると、2018年以降IPTへの控訴数が劇的に少なくなっており、2017年技能移民の永住権申請数が非常に多かった時期に移民法の改定が行われた事が、審査ミスに繋がっていたとみているとコメントした。