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ニュージーランドに居続けるために

ニュージーランドに長期滞在していながら中々永住権が取れない人達、永住権を申請しても審査に非常に時間がかかっている人達は多い。申請プロセスにかかる費用が彼らに重くのしかかっている。

カレム・イスマエルさんは、オークランド大学で個人指導教師として働きながら、都市計画の博士学位を取得中。2011年に入学して今年が最終年となる。エジプト出身の彼は、ビザの延長をする度に銀行口座の残高が16,500ドル以上であることを証明しなくてはならない。彼が個人指導で得るお金のほとんどは、そのために貯金される。

イスマエルさんは、卒業後は専門知識を生かしオークランドの都市計画に携わりたいと思っている。今年は永住権を申請する予定だが、結果が上手くいくかどうかは不安であるという。
サリン・モドゥルさんは、カナダから2008年に学生としてやってきて、今はラジオ95bfmで働いている。他にもミュージック・フェスティバルを取りまとめたり、ネットワークやイベントを企画する会社のオペレーション・マネージャも務める。
「私の生活の基盤はニュージーランドにあります。ここを去ったらまた別の場所で1から全てやりなおさなくてはなりません」とサリンさん。

審査プロセスに不安を持つ彼女は、弁護士を頼むことにし、その費用8,000ドルを捻出した。調査では、技能/ビジネスのカテゴリーで永住権を得た人達の86パーセントが、申請時には何らかのテンポラリービザの所有者であったとのこと。
学生から永住権を取得した割合は、わずか17パーセントであったとのこと。