アメリカのミリオネア―で、ドナルド・トランプのキャンペーンに寄付をしていたともされるピーター・ティール氏が、5年前にニュージーランドの市民権を取っていたことがわかった。内務省は、彼がオークランドに家を買った5年後、2011年6月30日に市民権申請を受け付けたと発表した。
ティール氏は、ペイパルの共同創始者で、フェイスブックの最初の投資家の一人でもある。彼はその後、ニュージーランドで不動産の売買を行っている。通常市民権申請するためには、5年間で70パーセント以上をニュージーランドで過ごさなくてはならない。
労働党は、この条件を満たしていないティール氏に、どうやって市民権を与えたのかを、政府に説明を求めている。
内務省のガイドラインでは、申請者は市民権を得た場合、ニュージーランドに継続して住む意思を持ち、また申請に至るまでの5年間は、一年間少なくとも240日は国内に滞在しなくてはならないとしている。