タラナキ南部の町ハウェラの路上生活者デレクが、市長選の論争で注目されている。

市長に立候補しているクレイグ・ベイリス氏は、もし自分が当選した暁には、デレクを路上から立ち退かせると公言している。
デレクは、ハウェラの中心High Streetの運営されていないショップの前で、約2年間生活している。彼は、寝袋を畳んで持ち、古いマットレスに座り、たまにタバコを手にしている。ハウェラの住民は、彼を「無害」と認識しており、彼がよりよい生活を手にすることを望んでこそあれ、追い出そうとは考えていない。ベイリス氏のこの宣言は、「安っぽい公約」「弱者を選挙キャンペーンに利用しているだけ」「冷酷すぎる」など、概して住民から受け入れられていない。

サウス・タラナキ地区の10月の市長選には、彼らの思いが反映されるだろう。