クライストチャーチのオラナ・ワイルドライフ・パークで、ゴリラが一般公開される。ニュージーランドで飼育される初めてのゴリラ達だ。
12歳のファタキと7歳のフズの兄弟と、彼らの半分兄弟である6歳のマハリが、シドニーのタロンガ動物園から到着したのは6ヵ月前。600万ドルの新しいマイホームに入居し、落ち着くまでは一般とは隔離されていた。
クライストチャーチでは、2013年までにはゴリラの飼育を計画していたが、地震のために計画が伸びていた。パークのチーフ・エクゼキティブ、リン・アンダーソン氏は、「立派なゴリラたちをパークに迎えて、みんな感激しています」
一番大きなファタキは190キロもあり、堂々とした獣の風格。あとの2頭は90キロくらいで、いたずら好きな性質、とのこと。ゴリラの飼育係ニコラ・クレイトン氏は、「パークのプログラムの趣旨は、絶滅の危機にあるゴリラを飼育して、人々の危機感を高めることにある」と語っている。