ニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職など総合情報サイト

Franz Josef それとも Joseph?歴史的なタイポ

ニュージーランド地理委員会は、象徴的なウェストコーストのランドマークと町の名前を改めることを提案している。

フランツ・ジョセフ・グレイシャーは、現在ニュージーランド国内ではFranz Josef Glacierと表記されている。しかし本来この名前は、地理学者のユリウス・フォン・ハーストが1866年に、当時のオーストリア皇帝フランツ・ジョセフに敬意を表しつけたものだ。皇帝の名は、Franz Josephとつづられる。

ハーストはもともとは、「Franz Joseph Glacier」と名付け、そして確かに当初の地図には、この氷河や町の名前は「Josef」ではなく、「Joseph」と表記されている。

それが年月を経ていつのまにか、「f」で終わるつづりに変わり、やがて公式名称ととして定着したようだ。

地理委員会のウェンディ・ショウ氏は、「1900年代の初めには、すでに誤ったスペルで表記されており、それが一般的な名前となり、今日にいたっています」と語る。

フランツ・ジョセフの名を持つ氷河と町は、どちらも英語とマオリの2種類の名前がある。委員会が改名を提案しているのは、英語名のみ。来月にかけて、改名の賛否を問う投票が行われる。