オーストラリア人のアニー・フォードさんが、家族に会うためにニュージーランドにやってきたときは、「飛行機で飛ぶの代わりに自転車をこぐ旅」という考えは全く頭になかった。
バイカーであり、サーファーであり、そして海洋学者でもある32歳のフォードさんは、「家族に会うために、オークランドからクィーンズタウンに飛行機で行く代わりに、『このまま空港で荷ほどきして、南島まで自転車で行こう』と思いつきました。サーフィンなしは考えられなかったので、サーフボードも持ってゆこうと思いました」と語る。
もともと気候変動に対して何かのアクションを起こしたかったフォードさん。何が最善なのかは定かではなかったが、すでに2,100キロを自転車で走行し、今では自分のしていることを重要なミッションだと感じている。
また、一人で旅行しているにもかかわらず、どこにいても一人ではなくなったと彼女は語る。
クライストチャーチだけでも、約50人の住人が彼女を助けてくれた。シャワーを貸したり、裏庭を提供したり、町のツアーを申し出てくれたり。
彼女は180kgsの炭素排出量を節約し、ファンドレイジングで目標額10,000ドルのうち2,500ドルを集めた。