現在ニュージーランドでは、サービスや小売店を利用する顧客のワクチンパスポートの証明は必須ではなく任意となっている。
オークランドのWhammy Barでは、コロナウィルス感染者数の増加が止まらない今、ワクチンパスポート制を継続することに決めた。そしてそれはスタッフと顧客の意向であり、またスタッフを罹患から守る術であるとしている。
オンライン上ではWhammy Barに対する批判的なコメントが殺到した。
オーナーの1人ルーシー・マクラエさんは、「批判的なコメントを1件見つけたと思ったら、1時間の間に30件の悪口と星一つのレビューをつけられました。ちょっと調べてみると、いくつかのワクチン義務化反対のグループからのコメントがあり、ワクチンパスポートの提示を支持している他の店の名前もやり玉に挙がっていました」と語る。
悪い評価をつけた人の中には、オークランド以外に住む人もいるという。
ワクチンパス提示を止めるのは、感染者数が減少し始めてからというのがマクラエさんの考えだ。
ウェリントンのビアバーHashigo Zakeオーナーのドミニク・ケリーさんも、ワクチンパスポートを求めるのは、常連客とスタッフを守るためだと主張する。
このバーにもSNS上で悪い評価を書きこまれている。
「でも馴染みのお客さまは私たちを支持するコメントを書いてくれて、それはとてもうれしいことです」とケリーさんは語る。