毎年クリスマス前になるとニュージーランド郵便局は、ニュージーランド中の子供たちからサンタクロースへ書かれた手紙を、サンタの住む北極へ送る手配に大わらわとなる。

ニュージーランド郵便のブランディングとスポンサーシップのスペシャリスト、キンバリー・ウォータースさんは、「私たちはサンタ係として2名をフルタイムで雇用しています。全国から集まるすべてのサンタ宛の手紙を一枚一枚開いて、住所をエクセルシートに入力していきます」と語る。
今年はサンタ宛に10万通以上の手紙を受け取り、7万3,000通を返信済み。またサンタはテクニカルチームを抱えており、昨年はウェブサイトも立ち上げたため、残りの2万通はEメールを通じて返信される。
手紙は国内だけでなく、ロシア、台湾、香港、ドイツなどの海外の子供たちからも受け取る。時には海外の学校から、生徒たちが英語の勉強を兼ねて書いたサンタへの手紙をまとめて受け取ることもある。

ウォータースさんは、「彼らがどうしてニュージーランドを選んで手紙をくれるのか分かりませんが、ニュージーランドが世界で最も早くクリスマスの日を迎えるイメージがあるからかもしれません」