オークランドに家を持つオーナー達、住宅の平均価格が初めて7桁の数値にまで高騰しているにもかかわらず、百万長者という気がしないという。
スカイタワーから15kmのリンフィールドに家を持つデレク・ルイスさん。静かな落ち着いた通りに30年間住んでおり、最近定年になった。
ある住宅査定によると、この3カ月間では、リンフィールドでの住宅売り価格と資本価値の差は43パーセントであるという。ルイスさんの住むような家は、NZD1ミリオンドル以上で売れる。通り一つ向こうの家の希望価格がNZD1.1ミリオンであったという。
しかし彼や近所の住人たちは、けっして自分達が金持ちであるとは感じていないらしい。
「家の価値が上がっていることは知っているが、金持ちになったように振舞う者はいません。ほとんどがかつかつ生活できている程度で、みんな長くここに住んでいるだけです」とルイスさん。
同じ通りに住むレイ・パーマーさんは、14年間この場所に住んでいる。
「この家を売って、オークランドの別の家を買っても同じくらい高い。オークランドを出て、家が安く、生活のためにお金を得ることができる土地に引っ越せばいいのでしょうが」
家を売るつもりがないオーナーたちは、逆に高い固定資産税に苦しめられており、住宅価格の急騰を決して歓迎してはいないという。