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「マイホーム持てない」嘆く若者

オークランドに住む若い人々は、自分の家を持つ夢をあきらめつつある。

タイソン・ベケットさん、26歳は、食品小売店でアシスタントマネージャーとしてフルタイムで働いているが、マイホームを持つためには、オークランドから移住しなければならないと考える。
ある調査で、賃貸住宅に住む人々の3分の2、最初のマイホームを購入したいと希望する人々の80%が、現在の住宅価格に手が届かないという結果が出た。

「私の年代で自分の家を持っているのは、キウィセイバーを利用し、両親から多額の援助を得ている人たちだけです。自分の力だけで家を買った人はいません。私はシティに住み、働いています。クルマも持っていませんし、外出もあまりしません。それなのに、自分が家を持つ手段が皆目見えないのです」とベケットさん。

ジル・マクドナルドさんは、7年前にカナダからニュージーランドに移住し、現在はオークランドで家を借りて生活している。
「今の私たちの収入では、家を買うことは不可能だと気付きました」
ルディ・ペレイラさんも、シティで7年間、部屋を借りている。

「家を買いたいのはやまやまですが、今の住宅価格では到底無理です。あきらめたわけではありません。カップルであれば少しハードルが低くなると思いますが、今私はシングルなので」とペレイラさん。

ビル・イングリッシュ首相は、政府の住宅対策が上手くいっていないという声には異を唱えている。
「我々のアプローチは成功している。これまでにない数の家々を建設中だ。唯一の懸念は充分な建設者、資材が行き渡っているかという点だ」とイングリッシュ首相。