オークランドで食料配布に混入したメタンフェタミン（強力な覚醒剤）がパイナップル味のキャンディとして偽装され、無意識のうちに市民に配布される事件が発生した。元薬物依存者のサリタ・カウカウは、彼女の息子と弟がこの偽装キャンディを口にしたが、異常な味に気づきすぐに吐き出したという。カウカウ自身も確認のために味見をしたが、すぐにそれがメタンフェタミンであることに気づき、警察に通報した。

警察はこの事件を非常に深刻に受け止めており、パッケージに偽装された違法薬物が重大なリスクをもたらすとして、徹底的な調査を行っている。一方、メタンフェタミンが偽装されたキャンディの元となったとされるマレーシア企業リンダフード・インダストリーズは、自社製品が違法薬物に関連して使用されたことに対して、ニュージーランド警察と協力して対応すると声明を発表した。