ニュージーランド航空は、業績見通しを下方修正した4月から、一部従業員との協議を開始し、人員削減を検討している。対象は主にオークランド本社勤務の管理職と見られ、組合員は含まれていないとされる。
昨年、Covid-19の影響で従業員の約3分の1を解雇したが、需要回復に伴い、人員をほぼCovid-19前の水準に戻していた。しかし、国内外の市場低迷や競争激化により、今年4月に2024年度の利益見通しを最大5,000万ドル下方修正し、再びコスト削減を迫られている。
具体的な削減人数は明らかになっていないが、100人規模ではないとされる。コスト削減策の一環として、先月には広報担当役員の退任も発表された。航空会社は、今回の決定は困難なものであったとしつつも、従業員へのサポートを約束している。