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オークランドのバス運転手手不足 新たに300人を雇用

ライアン・カルンバさんとギャリー・オリッツさんは、2か月前にフィリピンからオークランドに移住してきた。彼らは他の数十人の新バス運転手とともに近々実際にバスルートを運転することになる。さらに今後は数百人が訓練され、今年中にバス運転手としてデビューする。

カルンバさんはフィリピンで6年間バス運転手としての働いてきたが、ニュージーランドのバス運転手となるためにトレーニングを受ける必要があった。

「厳しいトレーニングでした。自国では道路の反対側を走っていましたから」とカルンバさん。

訓練を経て、彼は日に日にオークランドの道路を運転することに自信をつけてきた。

バス運転手の時給は、この数年の間に何度もアップされ、オークランドでは時給NZ$27ドル以上になっている。

カルンバさんは、自国より高いこのサラリーが一番の魅力的だと語る。

オリッツさんは、ニュージーランドの生活を楽しんでおり、ゆくゆくは家族を連れてきたいと願っている。

彼らを訓練しているのは、熟練のニュージーランド人運転手だ。その一人、ジョン・ハービィさんは38年間バスを運転している。

「彼らは経験のある運転手ですから、バスの運転自体を教える必要はありません。ニュージーランドの道路で運転する術を教えています」とハービィさん。

彼は文化的な違いにも気づいた。「ニュージーランドの運転手は、彼らほど丁寧ではありませんね」

オークランド交通局は、新たにリクルートした数百人のバス運転手が、市のバスサービスを改善してくれることを願っている。