ハンナ・サリバンさんは、クィーンズタウンに7年住んでいる。今はホームレスだ。これまで住んでいた家の家主が、家を空けてほしいと要請し、その後住む家が見つからない。
幸運にも、近所の住人と同居できているが、これも一時的なものだ。
何件もの賃貸物件を視察し、いくつもの申請用紙に記入したがすべて徒労に終わっている。なす術もなく、シチズンス・アドバイス・ビューローに助けを求めた。
そこで、サリバンさんは同様に住む家のない問題を抱えてその日やってきた6人目の相談者だと言われた。一つ前の相談者は、6歳の娘と一緒だったという。
クィーンズタウンでは、数えきれない人々が、クルマ、ホテル、テントに寝泊まりしたり、あるいはカウチサーフィンで他人の家を渡り歩いて生活している。
12月の調査では、クィーンズタウン・レイク・ディストリクトの賃貸物件数は、パンデミック以来最低を記録している。
「家族が住む家を見つけられない、子供たちがテントやクルマに寝泊まりしている、そんな問題が出来している今、政府が介入して具体的に対応するべきではないですか?」とサリバンさん。
冬を目前に、スキー客が到来すれば、家探しはますます困難になる。