ある運送会社のドライバーが、受取人のサインが必要であったにも関わらず、配達した包みをドアの前に置き去り、その後その中身が銃であったことが判明した。
このドライバーは、運送会社の正社員ではなく、契約しているドライバーであったが、彼らドライバーの勤務契約形態はまるで「奴隷制のよう」という実情が浮かび上がってきた。
銃を置き去りにして激しい非難を受けたのはPBT社だが、別の運送会社でもこれと似たような事件が起こり、クーリエドライバーの基本的な労働状態と、サインのないまま荷物を置き去るまでに追い込まれた状況が明るみに出た。
運送会社と契約するほとんどのクーリエドライバーは個人企業主で、配達一件につき報酬を得ている。よって、一日何個の荷物を配達するかが、彼らの生活を大いに左右する。
彼らにはホリデーペイもなければ、病欠の休暇もない。ガソリンも配達車両も自分持ちである。
契約ドライバーを支える団体からも、厳しいドライバーたちの現状を憂い、政府に何らかの対策を求める声が上がっている。
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