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助産師の過酷な実情

長時間労働と報酬の少なさに疲労困憊した助産師たちが、ソーシャルメディアで健康省のデイヴィッド・クラーク大臣に改善を訴えている。

『親愛なるデイヴィッドへ、アオテアロアには助産師がもっと必要です』というフェイスブックページが立ち上げられ、大きな注目を集めている。約1分毎に投稿されるメッセージの大半は、助産師たちからのものである。
彼女たちは極限まで疲れ果て、しばしば泣き出さずにはいられないという。ある助産師は休憩がどうしても取れず失禁してしまった。また別の女性は代理の助産師が見つからず、クライアントの赤ちゃんを取り上げる間に自分は流産してしまった。
助産師は、妊娠中、出産、産後の妊婦を助けることで2,314.50ドルを得るが、産前産後に妊婦を訪れる際にかかるガソリン代もこれで賄わなくてはならない。地方や郊外で働く助産師の中には、一週間に600キロもの長距離運転を強いられる人もいる。

週7日、24時間オンコールで呼び出されるため労働時間も長い。地方で働く助産師の時給は平均で7.23ドル、都心でも12.4ドルにしかならない。