毎年主催され、今年で21回目となるパイアワード。

今年の最優秀賞を獲得したのはLee Ing氏が手がけるTaupo's Fast & Freshベーカリーの鹿肉、マッシュルーム、ベーコン、チーズパイが、エントリー5696品の中から選ばれた。

パイアワード主催のNZ BakelsダイレクターBrent Kersel氏は、そのパイはグルメ・ミート・カテゴリでトップの金賞を獲得した時から注目を集めており、パイの素材そして食材のコンビネーションがとてもよく、鹿肉の味と食感が素晴らしかったという。

今年の特別シェフ審査員であったSean Connolly氏も、最優秀賞を獲得した鹿肉のパイについて、レベルが非常に高く、口に入れたときに、パイ生地と共に口の中へ溶けていくすばらしさだと評価した。

特に注目すべきは、Lee Ing氏の経歴だ。

Ing氏は、２年間Taupo's Fast & Freshベーカリー店で働き、その時のオーナーからパイの作り方を学んび、14ヶ月前にその店を購入した。

カンボジア生まれの彼は、12年前にニュージーランドへ移住、Taranakiのベーカリーで勤務中、ベーカリーの才能があると感じたという。