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英語マオリ語のバイリンガル都市を目指せ

ニュージーランドの幾つかの町では、交通表示、ATMやレストランのメニューなどに、英語とマオリ語の2か国語の表示を検討している。

この考えは、マオリ省のテ・ウルロア・フラヴェル氏が発した提案で、オタキ、ロトルア市長と話し合いがされた。またすでにワイロアでは、先行して実施に取り組んでいるという。

マオリ党の共同党首の1人であるフラヴェル氏は、昨年アイルランドに旅行した際、この2か国語表記の導入案を思いついたという。

「できることはいろいろあります。通りの名前、『止まれ』『進め』などの交通標識を、英語とマオリ語の両国語を表示する。またはマオリ語によるインボイス、マオリ語英語でサインされた小切手の有効性などのビジネス面での活用。ATMを両国語で表示などです」

ロトルア市長のスティーブ・チャドウィック氏は、市のマオリの29パーセントがマオリ語を話すという現状を踏まえ、このバイリンガル表示案は理にかなっていると発言した。

またロトルアのマオリ教育機関のケイシー・デュー氏も、バイリンガル表示が、マオリにとってマオリ語を学ぶ機会になってくれることに最も価値があると、提案に賛成している。