6月より約5万5,000人の介護士の給料が、資格や経験によって15パーセントから49パーセントアップされる。これらの人々の大半が女性である。
高齢者介護施設は、スキルのある労働者確保に苦労するのがしばしばで、高齢者が増える将来にむけて人員の確保が難しくなるのが悩みの種だ。
介護士、高齢者のサポートをする職業は、歴史的に見ても低賃金で、多くの人々を魅了する職種ではないが、給料が高ければ希望する人々も現れると想定される。
高い給料が支払われれば、高いスキルを持った人や、資格を取ってキャリアを積もうという人々も集まり、長期的にみて介護の現場の向上につながると有識者は語っている。