新生児を抱えた2人の母親たちが、4ベッドルームの家で他の16人と一緒に住んでいた。この現状を知った助産婦の助けで、この姉妹の母親たちは、ハウジング・ニュージーランドの住宅に移る事ができたが、許容人数を超えた数の人々が住む住宅に生まれる赤ちゃんたち、また住む家すらない家族に生まれる赤ちゃんたちの問題が浮かび上がった。
「姉とその夫と4人の子供たち、もう一人の姉と夫と7人の子供たちが一緒に住んでいました。本当にたくさんの人々が周りにいました」とポロヒヴィア・カウフシさん。
「加えて私達の母親も住んでいました」とその姉のアヒアヒ・カウフシさん。2人とも生まれたばかりの赤ん坊を抱えている。
合計で20人が4ベッドルームの部屋で暮らしていたのだ。彼女達姉妹は、2012年にトンガからニュージーランドへ移住してきた。
彼女達をサポートして、ハウジング・ニュージーランドを紹介したIsland Child Charitable 財団を運営するダニエレ・ベルジンさんは、「とても新生児を育てる環境ではない家で暮らす母親、臨月になっても住む家がない母親が増えています。こんなことは今までありませんでした」と語る。