NZ大好きさんもフォーマット一新で、ますます見やすくなりましたね。
コンテンツの一つとして、微力ながらも役に立つ保険豆知識を発信していきますので、これからもよろしくお願いします。今回は自動車保険のちょっとした節約術についてです。
【フルカバー保険の保険料を少しでも節約したい】
最初にお断りしておきますが、これからご紹介する方法を試しても「保険料が半額になる!」というようなウルトラCではありません。でも、この方法で数ドル、あの方法で数ドルと、少しずつ節約してもムダにはならないと思います。特に2台、3台と所有している場合はご検討ください。
① ドライバーを限定する
自家用車というぐらいで、ほとんどの場合は自分で乗る、家用の車ですよね。その場合はドライバーを夫婦、パートナーがいる場合はその人まで2人に限定することで、月々の保険料が10~15ドル安くなるはずです。ドライバーを限定しても、他の人が運転することができますが、事故などで保険をクレームする場合、限定した人以外(子供や友人など)が運転していた場合は免責が割り増しになります。
② 車に防犯アラームをつける
「防犯アラームなんて付けたって、盗まれるときは盗まれますよ」という意見の人もいますが、盗難防止機能のイモビライザー付けるだけで月々の保険料は1ドル安くなると思います。付けてみると多少は安心感が出るものです。付けている人から「はずしました」というご連絡を受けたことが一度もないのがいい証拠です。
③ ガレージがあればガレージにしまう
「ガレージは物がいっぱいで、車はドライブウェイに停めている」
「車庫入れがしにくいので(または面倒なので)、普段は家の前に停めている」という話も中にはあります。ガレージに詰まっているほとんど使わない物と車とでは、どちらが価値がありますか?カギのかかるガレージにしまうだけで、月々の保険料は2ドル安くなると思います。
④ メインドライバーを50代以上の方で登録する
ほとんどの保険会社で50代以上のドライバーには年齢割引があると思います。さすがにこの年齢になると仲間4人を乗せて、真夜中に高速をかっ飛ばすボーイズレーサーはそうそういないと思われ、保険料が安くなります。自家用車で夫婦どちらも乗る車があれば、メインドライバーを50代になっている人にすれば、月々の保険料は10~15ドル安くなるでしょう。ただし、25歳未満の子供がメインで運転する車の保険を親をメインドライバーとして登録するのは、虚偽に当たるのでご注意ください。
⑤ 住宅や家財保険と一緒に保険会社を1社にまとめる
自動車、住宅、家財といった損害保険は1社にまとめると、ほとんどの保険会社で保険料の割引があります。2つ以上の保険に加入している場合は1社にまとめた方がお得です。補償内容が一緒なら保険料は安いに越したことはないでしょう。
「自動車保険はNZに来たときに入ったA社で、家財保険は友だちに勧められたB社、住宅保険は家のローンを組んだ銀行で入ったC社」
というのは一番もったいない加入の仕方です。損害保険を1社にまとめると、他にも利点があります。詳しくは下のリンクをご参考ください。
第99回 損害保険を1社にまとめる利点-自動車、家財、住宅保険編
フルカバー保険の場合、車の種類や年式、お住まいの場所によって、かなり保険料に開きがあるので、保険会社の方針、車、ご住所によっては必ずしもご紹介したような金額が節約できるとは限らない場合もあることをご了承ください。
高橋靖宏【たかはし・やすひろ】
Financial Adviser (FSP68982)
アクセレレイト・コンサルティング社所属。海外進出企業の医療及びセキュリティ・リスク・マネジメントのスペシャリストとして、海外で長らくアシスタンス会社に勤務。NZで初の日本人公認ファイナンシャル・アドバイザーとして、生命保険、医療保険、損害保険など各種保険商品とキウイセーバーを日本語でご提供しています。
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