お客様と話していて、
「高橋さんもご存知のように、この間、○○の検査を受けて、保険で○○ドルがおりたんですよ。」
と言われることがあります。
皆さんは私が医療保険の請求内容を知っていると思っているようですが、実は知りません。正確には、どなたに、いくらの保険金がおりたかだけは保険会社が知らせてくるので知っています。しかし、理由が何なのかは個人情報に当たるので、私が間に立つ必要がある時以外は知らされません。
支払われた保険金が数百ドルから千ドル前後だったら、「なにか検査を受けたのかな?」と思い、その後、新たに請求が上がらなければ、検査結果が良好だったか、今すぐに治療の必要がないようなことだったと思われるので安心します。
時には万単位の保険金が支払われることもあります。こうなると何らかの手術+入院だったと思われます。「金額の大きさ=深刻さ」とも言えますから、どっきりするものの、「保険があってよかった」とも思います。それは加入者が一番感じることでしょう。
もちろん、
「GPの指示で専門医に行って○○の検査を受けたので保険の請求をしたい」
「○○の症状があって病院に行きたいけれど、保険の対象になりますか」
など、お客様から直接連絡をいただき、私が症状や病名を知ることもよくあります。また保険会社の方から保険金請求の記入や内容の件で連絡があり、間に立ってお手伝いをする中で、お客様の病気を知ることもあります。
ほんとうにさまざまな症状や病気があるもので、年齢、性別に関係ないなと感じます。お子さんでも入院して保険金請求が上がってくる場合もあれば、年金世代でも医者要らずという人もいます。それでも、
「なにかあれば保険がある!」
というのは加入者全員に共通する心強さではないでしょうか。
請求金額からだけから見ると、女性の請求が30代から、男性は40代後半50代前後から増えてくるようです。男性が医者に行きたがらないのは民族、年齢問わず世界的な傾向だそうで、つい我慢して医者に行くのが遅れるんでしょうか。統計では女性の方がマメに医者にかかるようで、早期発見・早期治療の可能性が高まります。しかし、皮肉なことに30代以降は女性の方が病気にかかり易く、これも統計に出ています。
いずれにしても、「気になることがあって、ちょっとGPへ」と気軽に行き、そこで血液・尿検査の指示を受け、気になる症状とは全く別の問題が発覚することはよくあります。40代前後で20項目近い検査を受けて、すべて基準値以内というのは相当少数派ではないでしょうか。
問題の指摘を受けてから、「これはそろそろ入った方がいい」と医療保険に入っても、すでに発覚していた症状は例え病気と言える段階に進んでいなくても、既往症(保険加入以前に発症していた疾病や症状、検査によって疑いを指摘されていたもの)に相当し、保険の対象にならない場合がほとんどです(場合によっては一定期間を経た後、既往症扱いにしない保険会社もあります)
医療保険はぜひ、自分の健康に自信があるうちにご加入するようお勧めします。
高橋靖宏【たかはし・やすひろ】
Financial Adviser (FSP68982)
アクセレレイト・コンサルティング社所属。海外進出企業の医療及びセキュリティ・リスク・マネジメントのスペシャリストとして、海外で長らくアシスタンス会社に勤務。NZで初の日本人公認ファイナンシャル・アドバイザーとして、生命保険、医療保険、損害保険など各種保険商品とキウイセーバーを日本語でご提供しています。
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