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第173回  本気で日本の保険をNZに切り替えませんか?:生命保険編 

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仕事関係のクリスマスの予定だの、来年のカレンダー作りだのと、師走へ師走へと急かされるような11月ですが、皆さんはいかがお過ごしですか。今年も残り2ヶ月を切り、日頃から「やらなきゃ、やらなきゃ」と思っていた事でやり残しがないように、しっかりやっていきたいと思います。
 
 さて、皆さんはそんなやり残しの中に、「日本の生命保険をどうするか」という課題があったりしませんか。お問い合わせを受けると、「実は日本で保険に入っているんですが、見直そう見直そうと思いながらつい放っておいて」という話が意外とあります。
 
・帰国の予定がないか、当面はNZに住む予定
・定職がある
・子供がいる
こうした条件の2つ以上に該当するようなら、見直しの価値は十分ありそうです。
 
 日本への帰国予定がない場合はもちろん、将来的に帰国するかもしれないという場合でも、ここでの生活が一定期間に及ぶようであれば、保険をこちらに切り替え、いつか帰国が決定した時に再び日本の保険に切り替えるのが得策だと思います。
 
 特にお子さんがいる家庭は、お子さんが大きくなればなるほど日本への帰国を嫌がり、日本語の問題もあって日本の学校に行きたがらないという現実に直面して、親御さんが思っていたほど簡単には帰国できなくなるケースが多いようです。
 
 なぜNZの保険に切り替えるのが得策なのでしょう。お客様に見積もりを出すと、
「えーー!!!こんなに安いんですか!」
と驚かれるのが、その答えです。
 
 日本で入っているのと同じ金額の死亡保障であれば、NZの方が断然お得になるようです。さらに特定疾病保障特約(ガンや心筋梗塞、脳梗塞など指定された30種類以上の特定の病気になったとき、あらかじめ設定した保険金の一部もしくは全額を受け取れる)をつけたりしても、相当割安感があるようです。
 
「月々の保険料がそんなに下がるなら」
と、奥さんも加入されたり、保障設定額を引き上げたり、特約をつけたりする方が非常に多いです。
 
「今まで円高を心配しながら、日本に送金していた努力はなんだったんだ。」
と言うお客様もいらっしゃいます。確かにこの円高の中での送金は大変だと思います。
 保険金を受け取るときにも円高であれば、NZドルに換算したときに想定以上の金額になるかもしれませんが、数年どころか、十数年、数十年先の日本円の相場は誰にもわかりません。
 
 だったら、為替リスクを負わずにNZにいる間はこちらで必要とするNZドルの保障額をNZドルで支払い、しかもそれが日本より割安となれば、本気で切り替えを検討するのも一案ではないでしょうか。「見直そう見直そう」と思っている方、ぜひ年内に見直してみませんか?

 

高橋靖宏【たかはし・やすひろ】
Financial Adviser (FSP68982)

アクセレレイト・コンサルティング社所属。海外進出企業の医療及びセキュリティ・リスク・マネジメントのスペシャリストとして、海外で長らくアシスタンス会社に勤務。NZで初の日本人公認ファイナンシャル・アドバイザーとして、生命保険、医療保険、損害保険など各種保険商品とキウイセーバーを日本語でご提供しています。

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