また竜巻がありました。お住まいの所は大丈夫でしたか。お客様から強風の被害報告も受けています。この時期はさらに気をつけましょう。
家やガレージのそばに葉が茂って、よくしなる大きな木はありませんか。心配だと思ったら少し刈り込んだり枝払いをして、枝が折れて建物に被害が出ないようにするのも一つの方法です。
強風の日は駐車にも注意した方がいいでしょう。路上パーキングでは近くに大きな街路樹がないような場所を選ぶようにしましょう。
デッキに置いてあるテーブルや椅子、植木鉢が思わぬ突風で動いたリ倒れたりしてしまうこともあります。あまりにも風が強いときは壁際に寄せたり、片付けたりするもの有用です。
さて、今回もキイセーバーに関する「よくある質問」を続けます。
【質問】:まだ決まっていませんが、数年先に帰国するかもしれません。現在夫婦でキウイセーバーに入っています。帰国する場合は解約できると聞きましたが、どうやってするのか教えて下さい。また途中で解約した場合のペナルティーのようなものはありますか。
【回答】:キウイセーバーは解約ができます。NZを離れてから1年経過して戻る意思がなければ、解約手続きに入ることができます。NZを出国する時には解約ができないので、「キウイセーバーは解約できない」と誤解されているようですが、それは間違いです。
途中解約のペナルティーはありませんが、国の拠出額(Tax creditと呼ばれていますが納税しているかどうかは関係ありません。今月から年間最大521ドルに)だけは65歳まで積み立てないと受け取れないので、途中で解約した場合はもらえません。
解約の仕方は、まず加入先のプロバイダーに連絡をして解約のための申請用紙を入手するところから始めます。その時に、必要書類をプロバイダーと再確認することを忘れずに。
一般的に求められている解約に必要な書類は以下のとおりです。
1)解約申請用紙(加入先のプロバイダーから入手)
2)パスポートの顔写真のあるページのコピー
3)パスポートの永住権のシールの貼ってあるページのコピー
4)自分名義の公共料金の支払い通知など日本に居住していることを証明できるもの(名前と住所、受け取り日が確認できるもの)
プロバイダーによっては在職証明書を求める場合もあり、将来的に変更が出る場合もあるので、詳細は解約するときに加入先と確認して下さい。
積み立てた金額のうち、
1)自分の積立分
2)雇用主の積立分(勤め人の場合)
3)口座開設ボーナスの積立開始報奨金(キックスタート)1,000ドル
は全額引き出せます。
解約で最も大事なことは、NZ国内に口座を残しておくことです。解約後返金される残高はNZの銀行口座に振り込まれるか、自分名義のNZドル建て小切手で振り出されます。いずれも国内に口座がないと受けとれず、海外送金や日本円など外貨での返金は行われないので、出国するときに必ず銀行口座を残していってください。
高橋靖宏【たかはし・やすひろ】
Financial Adviser (FSP68982)
アクセレレイト・コンサルティング社所属。海外進出企業の医療及びセキュリティ・リスク・マネジメントのスペシャリストとして、海外で長らくアシスタンス会社に勤務。NZで初の日本人公認ファイナンシャル・アドバイザーとして、生命保険、医療保険、損害保険など各種保険商品とキウイセーバーを日本語でご提供しています。
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