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第20回  長期で家を空ける時は-リスク管理編 

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今週から子どもたちは春休みですね。ニュージーランドは4学期制ですから休みの回数が日本より1回多く、家族旅行に行かれる機会も多いことと思います。今回は長期で家を空ける時の防犯についてお話します。
 
 残念ながら、日本よりも空き巣というものがはるかに身近なニュージーランド。留守宅の心配などせず楽しい旅行を満喫するためにも、できる限り防犯に努められることをお勧めします。
 
 一番いいのは古今東西同じでしょうが、隣近所との助け合いです。もしも親しくしている近所の人がいるのであれば、以下のことを頼んでみましょう。
1.ポストの折り込み広告の処分
2.外からの見回り
3.ゴミ回収日のゴミ箱の出し入れ(オークランド市のゴミ箱はフタ付なので中が空でもわかりません。ビニール袋で出す地域はご近所のゴミや古新聞を自宅前に置いてもらうなど)
4.芝刈り
 
 チラシや新聞で溢れかえったポストは不在が一目瞭然になりますから、1.はかなり効果があるでしょう。3.も在宅を装うには効果的ですが、1週間に1回しか機会がないのとゴミ箱の回収を確実にしないと逆にマイナスになってしまうので、協力者次第です。ごく親しい間柄であれば、4.も非常にいい方法です。いずれもお互いさまですから、相手が長期でいない時には同じ方法でお返しを。これこそ理想的な近所付き合いでしょう。
 
 キウイの間では、長期不在中には友人に自宅に滞在してもらうことが、かなり一般的です。新婚旅行に行っている友人の家に電話を入れ、留守電にメッセージを残そうとしたら、誰かが電話に出たのでびっくりしたことがありました。別の友人も海外旅行に行った友人宅の留守番兼ペットシッターとして、自分の休暇もかねてオークランドからネイピアに出かけていました。留守中に他人を家に上げることに抵抗を感じる日本人は多いかもしれませんが、ペットがいたりタイミングが合えば一考に価する方法です。
 
 しかし、キウイ同士でもみんながみんな、そんな近所付き合いや友だち付き合いをしているわけではなく、外国人ともなればそこまで親しい人がいない場合も多いことでしょう。その場合は、上の1.2.を友人に頼むか、警備会社と契約していれば有料で依頼する方法もあります。芝刈りを業者に頼んでいるのであれば、不在中に来てもらうのも一案です。
 
 それもできない場合は、必ず新聞を止めていくことと、せめてチラシが入れられないようポストのフタを内側から固定してしまうという手があります(木製のポストであれば、フタが動かないよう釘を一本打っておけば、元に戻すのも簡単です)。いずれにしても、「これで確実!」という方法はありませんが、少しでも隙を見せないことを心がけたいものです。
 

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高橋靖宏【たかはし・やすひろ】
Financial Adviser (FSP68982)

アクセレレイト・コンサルティング社所属。海外進出企業の医療及びセキュリティ・リスク・マネジメントのスペシャリストとして、海外で長らくアシスタンス会社に勤務。NZで初の日本人公認ファイナンシャル・アドバイザーとして、生命保険、医療保険、損害保険など各種保険商品とキウイセーバーを日本語でご提供しています。

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