来月より一部のレンタカー会社は、クルマを借りる海外からの旅行者に対して、キーを渡す前に適正検査を行う予定。最近発生している観光客の運転事故多発の対応策として、その旅行者が的確な運転知識を持っているかを査定するため、レンタカー会社25社が実施予定。
ドライバーはフォームに書かれた質問に回答を記入し、もし満足のいく回答でなかった場合は、レンタカー会社はトライアル運転を求める場合もあるとのこと。適性検査はYES NOの質問形式で英語、フランス語、ドイツ語、中国語で対応する。過去に海外で運転をしたことがあるかや左側通行の経験があるか、等。
旅行業界組合は、クルマやキャンピングカーのレンタル会社、Avis、Europcar、Maui、KEA campersなどと協力し方針を固めている。
この試みは、旅行者の運転を危惧した地元住民が、旅行者のクルマからキーを抜き取るという事態が今夏5回に渡って発生したことに起因する。政府はこれを歓迎する意を表している。旅行者がピークを迎える前、10月には更に明確になるよう希望している。
旅行業界組合のチーフ・エクゼキティブ、クリス・ロバート氏は、この決定はメディアで旅行者の無謀運転が大きく取り上げられたことが大きい、と説明する。