ニュージーランドで全国的な非接触決済システムが公共交通機関に導入される。この「全国チケッティングソリューション(NTS)」は、非接触型デビットカードやクレジットカード、Apple PayやGoogle Payなどのデジタル決済方法で運賃を支払えるようにするものだ。今年後半にオークランドで開始され、2024年12月にティマル、2025年初めにクライストチャーチ、2026年末までに全国で利用可能になる予定だ。
交通相シメオン・ブラウンは、これらの決済方法が世界の他の地域で一般的であり、ニュージーランドも同じ水準のサービスにアクセスする時が来たと述べた。政府は信頼できる公共交通サービスと技術への投資を継続し、地方自治体が必要なサービスを提供できるよう支援している。
このシステム導入は、公共交通サービスと運営に対する政府の41%の予算増額の一環として発表された。ブラウンは、このシステムが公共交通機関の利用をより便利で簡単にし、全国どこでも一貫したサービスを提供すると述べた。また、地方自治体や交通運営者が需要を監視し、適切なタイミングと頻度で最もコスト効率の高いサービスを提供できるようになるとしている。