ニュージーランドの弁護士が、AIチャットボットからの誤情報に基づいた架空のケースノートを信じ込む事例が発生しているとNZ法学会が明らかにした。ChatGPTが実際の法律や裁判所を引用し、架空のケースをもっともらしく見せることが原因とされている。NZ法学会は機密情報を入力することの危険性も警告している。
オークランド大学のアレックス・シムズ教授は、法曹界の人々が新しいツールの活用法を学ぶ必要があると指摘してるが、誤情報のリスクについても注意を促している。AIチャットボットは正確性を保証できないため、法的文書の作成や校正に役立つ一方で、使用には注意が必要だ。
シムズ教授は、AI技術の急速な進化に伴い、スキルを持たない労働者が取り残される可能性があると述べているが、AIが法曹界にもたらす潜在的な利点についても楽観的な見方を示している。