日曜日の夜にウェリントンで荒れ狂った強風により、多くの住民は眠れぬ夜を過ごした。
ホークスベイとワイララパのケープ・ターンアゲインでは風速246km/hが記録された。
ワイヌイオマタのチェリー・ピッキングさんは、午後から風は強くなったが、午後11時には信じられないくらいの強風になった、と語る。
「窓ガラスが割れてしまうのではないかと思い、ガラスのない玄関ホールに家族で集まりました。屋根の大きな部分が飛んでしまったし、庭の温室、フェンス、花壇が壊れました」とピッキングさん。
ピジョン・ブッシュでファームを営むベリンダ・ミルネスさんの農場では、家畜小屋が50メートル飛んでしまい、ポンプ小屋は崩壊した。
「文字通り立っていられないほどの強風でした。クルマのドアが開けられず、外に出られないのです。でも開ければ、そのまま風にドアを持っていかれるくらいでした」
幸運なことに、家畜は無事だったとのこと。
この日、ニュージーランド航空の発表では、国内および国際便合わせて60便がキャンセルになったという。