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ケージ飼い禁止でタマゴ不足

ニュージーランド全国のスーパーマーケットで、タマゴの棚が空になる現象がみられる。

クライストチャーチのPak'n'Saveでは、1人当たり2パックまでに限定している。レヴィンのNew WorldとCountdownでは、棚が空っぽになった。

2012年に発表された採卵鶏のケージ飼い禁止は、今週土曜日から始まった。この規制の導入は、業界を大混乱に陥れた。

75パーセント以上の養鶏家が、養鶏の方法を、あるいはキャリアを変えることを余儀なくされた。

スーパーマーケットがケージ飼いのタマゴの仕入れを止め、ケージシステムに終止符を打った。加えて新型コロナウィルスのパンデミック、さらにウクライナでの戦争で穀物類の価格急騰など、養鶏家にとっては苦しい状況が重なった。

2012年には、国内の84パーセントがケージ飼いでのタマゴだった。政府のケージ飼い禁止方針に伴い、養鶏家はフリーレンジスタイルへと転身する方法を模索した。

クリスマスシーズンで、朝食、ブランチにタマゴを食べる機会も多く、ケーキやお菓子などにもふんだんに使われる。

Foodstuffsの関連店舗では、1人当たりの購入数を限定している。スポークスマンは、「ケージ飼いタマゴの時代は終わります。弊社は養鶏家、政府と協同し、2027年までにケージ飼いの全面禁止を目標にしています」と語る。