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キウィフルーツ業界悲鳴、ピッキングの人手足りない

キウイフルーツの需要と販売が高まる中、業界は2027年までにNZ$4ビリオンの収益を見込んでいる。

キウィフルーツは、現在ニュージーランド最大の輸出果樹園農業生産品であるが、今回新たに公開されたレポートでは、2027年までにその生産量は、54パーセント、1億2,300万トレイから1億9,000万トレイに増加すると予想されている。ところが業界は、フルーツのもぎ手と箱詰めでの労働力が多いに不足しているという問題に直面している。

テ・プケにあるパックハウスTravelyan'sでは、毎年国内キウィ生産の10パーセントを取り扱っているが、このジェネラルマネージャーが「今年は人手不足で、1シフトにつき20人足りませんでした」と語っている。彼はこの原因が、失業率の低下とワーキングホリデービザ発行の減少によると見ている。

仕事の募集は、まずニュージーランド人に目を向けるが、普通のニュージーランド人に6週間だけ来て働いてもらい、あとはどこかにいって仕事を見つけてくれ、というのはそもそも難しい話。

レポートを発表したKiwifruit Growersは、業界はこの単純で長時間にわたる労働を、もっと魅力的なものにする必要がある、とも発表した。事実2017年のピッキングの平均時給はNZ$20.95と、前年から大いに上昇している。