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煩雑なお役所仕事にウンザリ 英国からの移民教師

イギリス人教師のアンドリュー・ヤロウロスさんは、妻と家庭を持って定住するためにニュージーランドに移住する道を探していた。

ヤロウロスさんは元々観光ビザでやってきが、ニュージーランドに魅了され、彼の教師としての資格書類の証明処理を始めた。彼の資格とこれまでの教師としての経験を証明する有効書類のために数か月、そして数100ドルの費用がかかった。
その後リクルーターの助けを借りて教師の職を得たが、一年間の給料がたった3万2,000ドルにすぎず、未資格未経験者と同様の金額であることがわかった。また、正式な教師と同等の給与を得るためには1年かかるとも言われた。
このような経験を経てヤロウロスさんは、手続きの複雑さを「冗談にもほどがある」と憤っている。

6か月の奮闘の結果、資金も底をついたヤロウロスさんは、これ以上我慢ができず妻とニュージーランドを去ることを決心したという。
教育省のエレン・マクグレゴール‐レイド氏は、「海外からニュージーランドに移住したい教師の受け入れ手続きの煩雑さは理解しており、学校と政府は改善策を出さなくてはならないことも認める」と語っている。

今年オークランドの教員不足は約300人ほどと言われている。