ロトルアにある学校、Te Kura Kaupapa Maori O Ruamataでは、139人の生徒、21人の教師、73人の介添人というメンバーで、昨年の海外修学旅行にハワイに行った。
この費用は70万ドルであったが、実際にハワイに行った生徒や教師が出した費用は3万7,000ドルで、残りは国からの補助金が使用された。
これをレポートとして発表した政府の監査機関は、公的基金の用途の透明化を訴えている。監査機関は、以前にも教育省に、教育基金が学校の旅行に使用される場合は、用途の詳細を明らかにするよう求めたが、変化はないと不満の声を上げている。
この学校の校長キャシー・デゥス氏は、このレポートの数値に異を唱えている。さらに、一旦教育省に承認された旅行が、監査機関で問題になるのはおかしいとも訴え、彼女自身が、レポートの数値の根拠と明確化を申し出ている。
また彼女は、マオリがカヌーでニュージーランドにやって来る前のルートをたどるハワイへの旅行は、自分たちの祖先を知る上で価値のある旅行だったとコメントしている。
教育省の副書記長カトリーヌ・キャセイ氏は、「学校の委員会は、学校の経済的な管理と適切な決断を下す責任がある」とコメント。