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第215回  休暇は楽しく抜かりなく 

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【準備は抜かりなく】
 生命保険の話になると、とたんにアクセスが減りますが(笑)、休暇の話だったらこの時期は誰にでも関係しそうなので、今日は休暇をテーマにお送りします。せっかくのお休みですから、「とことん楽しんで、リラックスして、充電して」というのは当然ですが、安心で安全な休暇を楽しむために、ぜひ準備も抜かりなく。
 
【留守宅への対応】
 空き巣の多いNZなので「これをしておけば絶対に安全」という秘策はありません。できるだけ留守にしているのが目立たないようにして、泥棒の標的にならないように注意しましょう。方法として以下のような対応もご検討下さい。
 
・ゴミ箱の出し入れ
オークランドの場合、ゴミの回収はゴミ箱でするので、回収のない日にゴミ箱が出ていると不在なのが目に付きやすくなります。近所の人や近くに住む友達に頼めるのなら、ゴミ箱の出し入れを頼みましょう。年末年始はパーティーやらクリスマスプレゼントの包装やらでゴミが多くなる時期なので、不在中にゴミ箱を使ってもらうことを申し出れば、頼みやすいでしょう。
 
・家の見回り
毎日は無理でもときどき家の周りを見回ってもらい、不審な点がないか確認してもらいましょう。空き巣は玄関をノックして不在を確かめ、庭に回って通りから見えない場所の窓ガラスを割って侵入するケースが一番多いのです。
 
・防犯アラームを設置する(家財や住宅保険に入っていれば、設置するだけで保険料が安くなるはずです)
 
【車上あらしへの対応】
 国内旅行だったら圧倒的に車でしょう。慣れない場所で車上あらしにあったらたまりません。旅行中は何かと荷物が多いものですが、車を離れるときは座席に何も置かず、カーナビも外し、場所や時間帯によってはハンドルロックをかけ、窓もきちんと閉めて防犯をアピールしましょう。
 
 「何台も停まっていた車の中で自分の車だけが狙われた」という場合、(1)車内になにか目を引くものがあった(2)窓が少し開いていた(3)人目のないところに停めてあった、などなにかしらスキがあることが多いのです。旅先でも細心の注意を。
 
【海外旅行保険の準備】
 せっかくの長期休暇なので日本に帰る人も多いでしょう。すでに日本の住民票を抜いていて健康保険がないという場合は、例え行き先が日本であっても海外旅行保険の加入をお勧めします。最近は自治体により、一時帰国者が日本の家族の扶養家族として一時的に健康保険に入ることに対して非常に厳しくなっています。保険がないと風邪ぐらいで医者にかかっても大変高額になります。
 
 NZから海外旅行保険に入って行けば、目的地までの往復も保険の対象になり、経由便で行く場合はさらに安心です。また病気やケガだけでなく、「悪天候で飛行機が飛ばない!」といった、航空会社が補償しないような事態でも保険でカバーできます(こうしたオプションは海外旅行保険の種類によります)。移動が多い旅程だったり、小さなお子さんがいる場合はより安心でしょう。さらに、海外旅行保険は一般的に、大人が同行する場合はお子さんの保険料が無料になるのもお得な点です(保険会社によって年齢の上限が18~21歳で変わります)。

 

高橋靖宏【たかはし・やすひろ】
Financial Adviser (FSP68982)

アクセレレイト・コンサルティング社所属。海外進出企業の医療及びセキュリティ・リスク・マネジメントのスペシャリストとして、海外で長らくアシスタンス会社に勤務。NZで初の日本人公認ファイナンシャル・アドバイザーとして、生命保険、医療保険、損害保険など各種保険商品とキウイセーバーを日本語でご提供しています。

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