ここ最近、交通事故の報告を受けることが続きました。事故はいつでも、誰にとっても、どんな状況であっても絶対に避けたい事態ですが、運転する人は誰でも心の中で、「自分は安全運転だから絶対に事故は起こさない」と思っているところがありませんか?それでも事故は起きてしまいます。
ちょうど新聞に参考になりそうな記事があったので、ここでも取り上げてみます。みなさんご存知の基本的なことばかりですが、ぜひ目を通してみて下さい。そしてお互い安全運転でいきましょう。
【交通事故をどう避けるか】
・冷静さを保つ:多少の遅刻、渋滞、遅い車の後ろにいることを受け入れる。例え自分の方が正当であっても、無理な運転をしようとする車に道を譲る。
日本で免許をとった場合、教習所でみっちりしこまれるせいか、無理な追い越しやUターンをする人はあまりいないのではなかと思いますが、ここではギョッとするような運転も見かけます。そういう場合は、カチンときても、相手に譲り巻き込まれないことです。そして人の振り見て我が振りなおせで、自分はしないことです。
運転していて、遅刻は特に気になるところです。出勤、仕事、お子さんの送迎など時間厳守の用事が多い中、少しでも時間に余裕をもって出かけるようにしましょう。そうすれば途中の渋滞や工事にも冷静に対応できるはずです。
・常に他のドライバーに注意する:こまめにミラーをチェックし、周りの車の動きやドライバーに注意する。彼らの動きを察知していれば、対処する時間が持てる。
ハイウェイでやたらに抜きたがる車に出くわしたら、抜いてもらって先に行ってもらいましょう。車間距離にお構いなく接近してくる車にも注意しましょう。「相手が悪い」と意地を張っても自分の危険が増すだけです。もちろん、自分も十分な車間距離を開けましょう。
ここの場合、相手が飲酒などで正常な判断力に欠ける場合もあるので、危なそうな車、車体にキズが多い車(ドライバーが多少ぶつけても気にしないことの証明)にはかかわらないことです。
・飲んだら乗るな
少量の飲酒であれば合法的に運転できる国なので、飲む量は自分次第。飲酒運転には十分気をつけましょう。
・スピード厳守
高速走行すればするほど、なにか起きたときの対処への時間が短くなります。ほとんど瞬間に判断して対応しなければなりません。制限速度を守りましょう。
・運転に集中する
運転中の携帯電話の使用は厳禁です。テキストを打ちながら運転しているドイラバーもいますが、絶対にやめましょう。またそういう車に気付いたら、注意しましょう。カーナビの操作、わき見運転にもご注意を。
・疲れたら乗るな
旅行や仕事で長距離運転の機会も多いNZですが、疲れや眠気を感じたら、少しでもいいので車を止めて休みましょう。ほんの少しのリフレッシュでもずい分違うと思います。そして何よりも時間に余裕をみて出発することでしょう。
【自動車保険はできたらフルカバーで】
事故報告を受けた時に、「残念ですがお客様の保険はサードパーティーなので、ご自分の車の修理は対象になりません。」と言うのは大変忍びないものです。サードパーティー(対物賠償限定)とわかっていても、事故に遭って焦ってしまうと、「保険がある!」と思われる場合も多いようです。
相手の車の修理が必要ということは、ほぼ自分の車の修理も必要になってきます。自動車保険はできたらフルカバーをご検討下さい。
高橋靖宏【たかはし・やすひろ】
Financial Adviser (FSP68982)
アクセレレイト・コンサルティング社所属。海外進出企業の医療及びセキュリティ・リスク・マネジメントのスペシャリストとして、海外で長らくアシスタンス会社に勤務。NZで初の日本人公認ファイナンシャル・アドバイザーとして、生命保険、医療保険、損害保険など各種保険商品とキウイセーバーを日本語でご提供しています。
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