前々回のコラムで、日本人のキウイセーバー加入率は5%未満ではないかという話をしました。20人に声をかけて「入ってます!」と答える人が、1人いるかいないかぐらいです。加入しているのは働いているご主人だけで、専業主婦の奥さんは未加入というケースも非常に多いです。(詳しくはリンクをご覧下さい)
http://www.nzdaisuki.com/column_insurance/detail.php?issue=96
「主婦でも入れるんですか?」
「入れます。」
「働いていないんですよ?」
「大丈夫です。」
「でも、仕事もしていないのに入るメリットってなんですか?」
という話になり、ここからは長くなるのでまたまた以下のリンクをご参照下さい。主婦でも、働いていなくても、今は若くても、いつかは老後が来ますよ。
第80回 キウイセーバー:キウイセーバーがお得な訳
http://www.nzdaisuki.com/column_insurance/detail.php?issue=80
第84回 キウイセーバー:生かそう!今ある特典
http://www.nzdaisuki.com/column_insurance/detail.php?issue=84
ときどき主婦や自営業者の方から、「キウイセーバーには入ったけれど積み立てはしていない。でも口座開設のボーナス1,000ドルはもらった」という話を聞きます。皆さんなんとなく、「口座を開いただけで1,000ドルがもらえた」と嬉しそうなのですが、さて、このままほうっておいたらどうなるかご存知ですか?
口座を開設したということは本人が選んだかどうかにかかわらず、どこかのキウイセーバーのプロバイダーと契約したことになっています。(本人がプロバイダーを指定しない場合は税務署が無作為にプロバイダーを振り分けます)プロバイダーは毎月口座管理料と口座残高に合わせて運用手数料を徴収するので、ボーナスの1,000ドルから自動的に手数料が引かれていきます。
残高が1,000ドルしかない口座の手数料はプロバイダーにもよりますが、月々数ドルです。放置しておけばこれが月々差し引かれ残高が減っていきます。「ただで1,000ドルもらった!」と思っていたら65歳までに消えてなくなってしまうどころか、若い人なら残高がマイナスになってしまう可能性もあります。
キウイセーバーというと、やたらに1000ドルの口座開設ボーナスが強調されがちですが、ほんとうの魅力は1回限りのボーナスよりも毎年もらえる国からの拠出金です。(Tax creditと呼ばれていますが納税しているかどうかは関係ありません)これは積み立てさえしていれば年間1,043ドルを上限に現在の法律が変わらない限り受け取ることができます。
年間1,043ドルは週20ドルに相当するので、週20ドル以上を積み立てていれば国からの拠出金を最大限に受け取ることができるわけです。これこそ毎年もらえるボーナスです。職業の有無を問わないため、勤め人はもちろん勤め人でない人(自営業、学生、無職)でももらえます。
キウイセーバーに加入したら、金額の大小を問わず、ぜひ積み立てを!
高橋靖宏【たかはし・やすひろ】
Financial Adviser (FSP68982)
アクセレレイト・コンサルティング社所属。海外進出企業の医療及びセキュリティ・リスク・マネジメントのスペシャリストとして、海外で長らくアシスタンス会社に勤務。NZで初の日本人公認ファイナンシャル・アドバイザーとして、生命保険、医療保険、損害保険など各種保険商品とキウイセーバーを日本語でご提供しています。
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