新聞を斜め読みしている程度の浅い理解ですが、参考になれば。間違っている点があれば訂正してください。ちなみに three waters とは、drinking water と wastewater とstormwater のことで、この3種類の水の管理運営についての改革計画がこの Three Waters Reform Programme です。
現在は国内の60以上のlocal council によってそれぞれ水道事業が運営されていますが安全かつ安定したサービス提供を実現しているとは言い難く、これから30年のうちに大規模な設備投資が必要になるそうだが、今の運営システムのままではcouncil の財源が足りなくなる。そこで、2024年7月にはcouncil から独立した4つのWater Services Entities (水道サービス公社?)を立ち上げ、そこにcouncil から管理運営を移行するという計画があります。2024年7月からはこの4つのWater Services Entities が独自に資金調達をしてインフラをアップグレードし、現在及び未来のニーズ(気候変動、天災、宅地開発、マオリとの関係 etc.)に沿った水道サービスを提供していこうという趣旨らしいです。
とは言っても、資金調達の主な財源は各戸・ビジネスが払う水道料金になると思うのですが、Council に払うrateからは水道設備の負担分が減って代わりに水道料金が上がるのでしょうか?この辺りは全く不明です。
最近は、政府がThree Waters Legislationに追加条項を入れようとして野党やLaw Societyから「この条項の内容は民主主義に反する」とかで大反対され、結局、政府が「間違いだった」ということで撤回しました。まだまだこの法案がどうなるか分かりませんね。