ニュージーランド政府はストーキング行為を違法化し、最高で5年の懲役刑を科す新しい法案を導入する方針を示しました。法務大臣ポール・ゴールドスミス氏によると、この法案では、12カ月間に3回以上行われるストーキング行為が処罰対象となり、監視やデジタル追跡、評判の毀損といった行為が含まれます。また、裁判所には有害なデジタルコミュニケーションに関する命令や、ストーキング有罪者への銃器免許取り消しの権限も付与されます。
女性と子供の安全のための連合(Coalition for the Safety of Women and Children)は、この法案が被害者が安心して暮らせる環境づくりに繋がると歓迎していますが、適用期間が12カ月に限られている点には懸念もあります。一方で、この法案が被害者の負担を軽減し、加害者の行動に焦点を当てることを目指している点は評価されています。