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森林が国土を占める割合減少に危惧の声

環境活動家のザーネ・ウェディング氏は、木を守るコミュニティグループ、マナ・ラカウのメンバーだ。彼は、オークランドの一部では、森林面積が非常に少ないことを憂慮し、法的に木々を守る処置が必要だと考える。

「マンゲレやオタフフなどの森林が土地に占める比率は、国内でも最も低いものになっています。これらの地域では、人口増加による住居密集が拡大し、樹木の占める割合は、ますます低くなるでしょう」とウェディング氏。

Environment Commissionerのサイモン・アプトン氏のレポートでは、1980年以降、オークランドの緑化率は30パーセント以上、ハミルトンでは20パーセント以上低下したと発表されている。

「今度の選挙でどちらが与党になっても、ニュージーランドにとって森林の自然とその性質は、人々に計り知れない恩恵をもたらすことを、政府は忘れてはなりません」

マナ・ラカウは、選挙後の新政府に、森林を守る法案を求める1万人余の署名を提出する予定だ。