ニュージーランドの森林に住む野生のキウィが死ぬ原因の70パーセントは、リードをしていない犬に襲われることだという。
カンタベリーの学生とロトルアのNational Kiwi Hatcheryが協同し、ペットの犬がキウイを襲わないよう訓練するために開発されたのがロボキウイだ。
政府のテクノロジーリサーチ機関Scionに勤めるロブ・ウィットン氏も、このプロジェクトに関わっている一人。
「現時点では、キウイのはく製を使って犬を訓練していますが、はく製は手に入りにくいし、もちろん動きませんから、犬は何も行動を起こしません」とウィットン氏。
訓練される犬は特別な首輪をし、本物と同じような動きをするロボキウィに接触しようとすると、『不快な感触』が首輪から発せられ、攻撃を止める。
モデルがさらに量産されれば、全国のボランティアに送られる。
ウィットン氏は、ニュージーランド各地で、ロボキウィを使い犬を訓練することを目指している。