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オークランドのビーチ汚染問題、一般住宅の下水にも原因

オークランドではこの何年間か、約20のビーチの汚染が問題となっている。650ものサンプルが採取され、その結果半数以上に住民の下水による汚染が認められた。

排水溝のインフラの老朽化による汚染が非難されていたが、実は一般住宅からの排水による原因の方が大きい。Watercareのスポークスマンは、タカプナビーチを例に挙げて「個人宅のトイレからの汚物を流すパイプが、違法に排水システムにつながり、雨水排水用のシステムに侵入して、海に流れ込んでいる」ことを認識したとしている。タカプナビーチの汚染は、Watercareのインフラシステムの老朽化ではなく、個人住宅の貧弱な排水システムが原因ということである。また家庭で、油、オイル、ウェットティッシュなどを下水に流すことで、パイプが詰まり、排水が溢れることにも繋がっているという。

Watercareは一般家庭で排水システムの作用に深刻な問題がある場合は、申し出ることを推奨している。