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里親不足が子供たちに及ぼす影響

昨年の統計では、政府の保護下に置かれて里親が必要な子供たちの数は5,300人以上。これに対して里親と承認されている人の数は2,400人である。

このため受け入れる態勢もないのに、更に子供を預かる家庭もある。このことは結果として受け入れ家庭で問題を生じ傷つく子供たちや、子供を預かることに失望する里親家庭の増加につながる。
トゥプア・ウルリッヒさん(21歳)は、不適切な家庭に託されることがどんなことかをよく知っている。彼はフォスターチャイルドとして、覚えきれないくらいの家庭をたらいまわしにされた経験を持つ。
「自分の家であるべき場所が次々変わってゆくとしたら、家族と信頼関係を結ぶことは非常に難しくなります」

政府がすべきことは、里親やケアギバーに対しての訓練とサポートであるとウルリッヒさんは説明する。