ニュージーランドの気候変動政策
ニュージーランドのイメージといえば、自然豊かな川、山 羊 広大な耕作地、ゆったりとした生活水準などが思い浮かぶのではないでしょうか?
美しい環境が長年続いているのはニュージーランドが気候変動政策に力を入れているからなんです!!
世界の温室効果ガス総排出量のわずか0.2%しか排出していないニュージーランドは、カーボンニュートラルな未来、すなわち「排出量から吸収量と除去量を差し引いた合計をゼロにする」ことを意味しています。
二酸化炭素が発生しても植物がそれを吸収すれば、ライフサイクル全体で見ると二酸化炭素排出量は実質ゼロになるという考え方です。(実際そんなにうまくいくものなんでしょうか?)
つまり、排出を完全にゼロに抑えることは現実的に難しいため、排出せざるを得なかった分については同じ量を吸収することで、差し引きゼロ、正味ゼロ(ネットゼロとも呼びます!)を目指しましょう、ということです。これが、「カーボンニュートラル」の「ニュートラル(中立)」が意味するのです。
ニュージーランドはこのカーボンニュートラルを約束した最初の国のひとつです。
すでに多くの企業がcarboNZero認証を取得しており、他にも多くの企業がこの目標に向けて取り組んでいます。
私はこのことを調べている時にちょうどNZのところがニュージーランドを表していてとても可愛いと思いました!(^o^)
ゼロカーボン法(Zero Carbon Act)ってなんだろう?
2019年には、2050年までにカーボンニュートラルを目指す「Zero Carbon Act」がニュージーランド政府によって可決されました。
このゼロカーボン法は、ニュージーランドが気候変動政策を策定・実施するための枠組みを提供するもののなっています!
ニュージーランドは、すでに世界で最も排出量の少ない乳製品の生産国のひとつですが、現在、酪農部門はニュージーランド全体の排出量の22.5%を占めています。私たちは、農場で発生する排出物について、気候変動に対処するための役割を果たすことを約束します。
政府のゼロカーボン法は、すべての温室効果ガスを削減するための目標を定めています。
- 二酸化炭素と一酸化二窒素は2050年までに正味ゼロにする。
- 二酸化炭素と一酸化二窒素は2050年までに正味ゼロに、メタンは2030年までに10%削減、2050年までに24〜47%削減
という暫定的な目標が設定されています。
オリンピック真っ只中ですが、日本もニュージーランドもどちらも応援して楽しんでいきましょう〜〜!!!! \(^o^)/
参考
経済産業省 資源エネルギー庁 https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/carbon_neutral_01.html