チーム・ニュージーランドとアメリカズカップの優勝杯を歓迎して、オークランドでの凱旋パレードに、何千人もの人々が詰め寄せた。

クィーンストリートからバイアダクトのウォーターフロントまでのパレードを観るために集まった人々は、8万人以上とされている。ファンの多くは、海や国旗のサインをかざし、チーム・ニュージーランドのTシャツや帽子を身に着け、ピックアップトラックの荷台から、トロフィーを振りかざすヨット・クルー達に大歓声を送った。

操舵手のピーター・ブーリングは、「現実とは思えないほどの数のサポーターだ。海外で戦っている間、母国での応援はわかっていたが、実際これほどとは思っていなかった。すごい」と途方もない数のサポーターに圧倒されていた。
その日のオークランドは、雷を伴う雨と悪天候だったが、ファンは傘やレインコートを備え、雨にもまけじとパレードに集まってきた。
チーム・ニュージーランドのチーフ・エクゼキティブ、グラント・ダルトンは、「マオリの言い伝えでも、雨は神の恵みであり、この天気も幸運の兆し」と、14年前に失ったカップが、再びニュージーランドに戻ってきたことを喜んだ。

ビル・イングリッシュ首相も、「チーム・ニュージーランドは、国民を熱狂させてくれた」とクルーを讃えた。