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無給で2年間勤務、医療用大麻企業に賠償命令

ニュージーランドの医療用大麻企業Kariki Pharma Ltd(KPL)で2年間無給で働いたアレクシス・ロペス氏が、労働審判所から23万2000ドルの賠償金を受け取ることが決まりました。

2019年にKPLの技術職として雇用されたロペス氏は、2020年半ばから給与が遅れ、最終的に支払いが停止されました。それにもかかわらず、彼は2022年7月まで勤務を続けました。KPL側は、資金調達が完了するまで給与支払いを延期することにロペス氏が同意していたと主張しましたが、ロペス氏はこれを否定。審判所も彼の主張を認め、会社とその取締役が故意に給与を支払わなかったと判断しました。

裁判所は未払い賃金や休暇手当、KiwiSaver(年金基金)の未払い分、精神的苦痛に対する賠償金を支払うよう命じました。ロロペス氏は自身の貯金14万ドルを会社に投資し、家族にも投資を勧めていたため、経済的および精神的な負担が大きかったと語っています。