ニュージーランドでは初めてとされる大規模なNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)オークションで、画家C.F.ゴールディの2枚のデジタル画像が予想を上回る価格で落札された。
ブロックチェーンと呼ばれるテクノロジーを用いて、ビデオ、ミーム、ツイート、写真などのコピーが容易なデジタルデータに資産価値を持たせることを可能にしたのがNFTだ。
これらの仮想資産は、所有権を追跡証明するデジタル台帳で「ミント」され、唯一無二の価値が付けられる。
オークランドのオークションハウスWebbsにて、「イーゼルの前のチャールズ・フレデリック・ゴールディ」と「スタジオのチャールズ・フレデリック・ゴールディ」の2枚のデジタル画像が、NZD5万1,250ドルとNZD7万6,250ドルで競り落とされた。
それぞれの目標価格NZD5,000~8,000ドルを、どちらも大幅に上回った。
Webbsのディレクター、チャールズ・ニノウ氏は、「NFTの潜在的な可能性を信じてオークションを開きましたが、予想を大きく超えた成功に驚いています」と語った。
バイヤーは、デジタルウォレットに画像を送付され、同時に額入りのプリントと、オリジナルのグラス・プレートのネガを受け取る。
NFTは最近注目を集め始めた新たな資産で、有名なデジタルアーティストBeepleの作品はクリスティーズでUSD69ミリオンドル(NZD103ミリオンドル)で販売された。
国内では、オールブラックスのレジェンド、ダン・カーターが国内アーティストおよび起業家と共に、「Glorious」と名付けたNFTマーケットプレイスを立ち上げた。